Sunday, December 1, 2013

勇太“64”で首位浮上も「誰が勝つか知ってるのは神様だけ」



2011年07月30日17時03分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 池田 勇太 -14
2 平塚 哲二 -13
3 K・アフィバーンラト -11
4 井上 忠久 -10
5 丸山 大輔 -9
6 松山 英樹 -8
岩田 寛 -8
J・チョイ -8
9 S・コンラン -7
K・バーンズ -7


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後半で爆発し単独首位に立った池田勇太。13番イーグルでこのドヤ顔!(撮影:岩井康博)








サン・クロレラ クラシック 3日目◇30日◇小樽カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー72)>

 北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の3日目。池田勇太がこの日“64”を叩きだしトータル14アンダーで単独首位に浮上した。

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 前半はバーディチャンスを多く作りながらもパッティングが決まらないガマンの展開。それでも2つスコアを伸ばして迎えた10番でバーディ、さらに「大きかった」という11番で8メートルの長いバーディパットを沈めると、ここから一気に流れに乗る。続けて12番でもバーディを奪うと、13番パー5では15メートルを沈めイーグルを奪取。さらに14番もバーディとし、伸び悩んだ平塚哲二をとらえ単独首位に浮上した。

 終盤16番ではティショットをラフに打ち込みレイアップを余儀なくされるピンチを迎えたが、約5メートルのパーパットをねじ込み切り抜けると、難関続きの終盤をスコアを落とすことなくホールアウト。今季初優勝を射程にとらえた。

 初日から池田は一貫して「絶好調ではない」と言い続けているが、それはこの日も変わらなかった。それでも、“64”を叩き出すことが出来たのはきっちり勝負の流れをつかむことが出来たからだ。「良い波に乗れると、おのずと良いゴルフがくる。気持ちも乗ってくる」。この日の池田は今ひとつ噛み合わなかった前半を切り抜けると、10番、11番の連続バーディで上昇気流をつかんだ。すると、前半苦しんだパッティングも面白いように決まりだす。13番のイーグルパット、16番のパーセーブなどはその最たるものだ。

 「悪いときは考えなくていいことも考えてしまう。いいときは何も考えなくても目に入ったものをあらわすことが出来るようになる」ひと度リズムに乗れば、例え調子が悪くてもスコアがついてくる。ツキも味方する。リズムが悪くなれば、それにあがなうことは難しくなる。その流れをとらえることが、何よりも重要であることを池田は心得ている。

 すべては流れ次第。それだけに、最終日最終組にも気負いは微塵もない。「明日は普通にやりますよ。納得の出来るいいゴルフが出来ればいい。それで負けたらその相手にツキがあったということ。誰が勝つかなんて知ってるのは神様だけだよ」。明日はどこで流れをつかめるか。


【3日目の順位】
1位:池田勇太(-14)
2位:平塚哲二(-13)
3位:キラデク・アフィバーンラト(-11)
4位:井上忠久(-10)
5位:丸山大輔(-9)
6位T:松山英樹(-8)※
6位T:岩田寛(-8)
6位T:J・チョイ(-8)
9位T:片岡大育(-7)他4名
14位T:藤本佳則(-7)他3名※

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